令和 2年 2月
会議--------------------------------------- 令和2年
白山市議会2月
会議会議録第1
号--------------------------------------- 令和2年
白山市議会定例会は、 2月25日白山市議場に招集された。
--------------------------------------- 令和2年2月25日(火曜日
)---------------------------------------出席議員(20人) 1番 池元 勝君 2番 中野 進君 3番 大屋潤一君 4番 田代敬子君 5番 山口俊哉君 7番 吉本史宏君 8番 永井徹史君 9番 南 清人君 10番 石地宜一君 11番 小川義昭君 12番
安田竹司君 13番
北嶋章光君 14番 村本一則君 15番 宮岸美苗君 16番 岡本克行君 17番 寺越和洋君 18番 吉田郁夫君 19番 清水芳文君 20番 藤田政樹君 21番 西川寿夫君
---------------------------------------欠員 6番
---------------------------------------説明のため議場に出席した者の
職氏名市長山田憲昭君 副
市長井田正一君副
市長澤山雅則君
総務部長竹内正隆君市参事兼
秘書課長米林 歩君
企画振興部長高田 隆君
健康福祉部長兼
福祉事務所長村井志朗君
市民生活部長池田紀子君
産業部長東元清隆君 市参事兼
農業振興課長野本 俊君
観光文化スポーツ部長山下浩雅君
建設部長松田正之君
上下水道部長多島雅彦君
会計管理者兼
会計課長真砂光子君
総務部次長兼
財政課長大岩慎一君
美川支所長濱屋雄茂君
鶴来支所長広野晴城君
選挙管理委員会事務局長本 真奈美君
監査委員事務局長中 英俊君
教育長松井 毅君
教育部長毛利文昭君
---------------------------------------職務のため議場に出席した
事務局職員の職氏名
事務局長 北村 潔君
議事調査課長 谷口由紀枝君
議事調査係長 荒地美幸君 主事 西川隆朗君
手話通訳士 堀口佳子君
手話通訳士 長谷川智美君
--------------------------------------- 議事日程(第1号) 令和2年2月25日(火曜日) 午前10時 開会 日程第1 諸般の報告 日程第2
会議録署名議員の指名 日程第3 会期の決定 日程第4 議案第2号ないし議案第41号 (説明) 日程第5
特別委員会報告 日程第6
特別委員会の
廃止--------------------------------------- 本日の会議に付した事件
議事日程(第1号)のとおり
--------------------------------------- 午前10時0分開会
◎
議会事務局長(北村潔君) 御起立願います。礼。着席願います。
○議長(石地宜一君) これより令和2年
白山市議会定例会を開会いたします。 直ちに、本日の会議を開きます。
---------------------------------------
△日程第1 諸般の報告
○議長(石地宜一君) 日程第1諸般の報告を行います。 令和2年1月31日付にて、
監査委員から
例月現金出納検査報告書の提出がありました。 2月13日付にて、議会の
在り方検討特別委員会委員長から、付託事件の審査結果報告書の提出がありました。
地方自治法第121条第1項の規定に基づき、2月18日付にて、市長及び
教育委員会教育長に対し出席を要求しておきました。 2月18日付にて、市長から説明員の委任及び嘱託について通知がありました。 2月19日、第140回石川県
市議会議長会定期総会が金沢市において開催され、全議案を採択し、関係先に陳情することに決定いたしました。 2月25日付にて、市長から議案の提出がありました。 今2月会議において、本日までに受理した請願及び陳情は、お手元に配付の文書表のとおりであります。 なお、請願第1号については、
文教福祉常任委員会に付託いたします。 以上をもって、諸般の報告を終わります。
---------------------------------------
△日程第2
会議録署名議員の指名
○議長(石地宜一君) 日程第2
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第88条の規定により、
安田竹司君、
北嶋章光君を指名いたします。
---------------------------------------
△日程第3 会期の決定
○議長(石地宜一君) 日程第3会期の決定の件を議題といたします。 お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から令和3年3月5日までの375日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石地宜一君) 御異議なしと認めます。よって、会期は375日間と決定いたしました。 なお、今2月会議の審議期間は、本日から3月19日までの24日間といたします。
---------------------------------------
△日程第4 議案第2号ないし議案第41号(説明)
○議長(石地宜一君) 日程第4議案第2号ないし議案第41号を一括して議題といたします。
---------------------------------------
△
提案理由の説明
○議長(石地宜一君) 市長から
提案理由の説明を求めます。 市長、
山田憲昭君。 〔市長(
山田憲昭君)登壇〕
◎市長(
山田憲昭君) おはようございます。 本日、ここに令和2年市議会2月会議が開会されるに当たり、最近の市政の状況と提案いたしました令和2年度当初予算をはじめとする諸議案につきまして、その大要を御説明申し上げます。 初めに、今月1日、白山市は市制施行15周年を迎えました。1市2町5村の合併により、平成17年2月1日に白山市が誕生し、当日は、雪が降りしきる中、開市式が行われ、11万市民の夢と希望、期待を胸に新たな歴史を刻み始めました。 県内最大の市域となりました本市は、
霊峰白山をはじめ、手取川、日本海など、豊かで美しい自然に恵まれ、先人から受け継がれてきた歴史、
伝統文化など、多くの貴重な財産を最大限に活用する中で、これまで市民の一体感の醸成を図りながら、真の豊かさを実感し、住んでよかったと思えるふるさとづくりに市民とともに歩んでまいりました。 そして、先般、
松任文化会館ピーノにおきまして、市制15周年記念「白山市の第九」公演が開催され、オーケストラ・
アンサンブル金沢の演奏で、170人の
合同合唱団による歓喜の歌が声高らかに会場に響きわたりました。会場にお越しいただきました1,100人の皆様と感動を共有するとともに、盛大に15周年を祝うことができたと思っております。 改めて、白山市の豊かな恵みとこれまでの確かな歩みを礎として、市民の皆様の幸せを第一に考え、「健康で笑顔あふれる
元気都市 白山」の実現に向け、精力的に取り組んでまいる決意をいたしたところであります。 さて、本年は全国的な暖冬の影響により、記録的な雪不足となっております。本市におきましても、雪不足のため、白山一
里野スキー場、
白山セイモアスキー場ともに、予定より1カ月以上遅れてのオープンとなりました。現在、白山一
里野スキー場では、一部を除いて営業いたしておりますが、雪不足のため、滑走には十分に気をつけていただきたいと思っております。なお、
白山セイモアスキー場は、本日より一時営業を休止いたしたところであります。 また、毎年恒例の大小様々な手作りの雪だるまでいっぱいになります白峰・桑島地区の
雪だるままつりにつきましても、雪不足により、平成2年に開催以来初めての中止となり、そのほか予定されておりました冬の各イベントも中止となったところであります。本市の魅力でもあります雪を体験していただけなかったことは大変残念であり、来年、いつものにぎわいが戻ることを願っているところであります。 次に、
経済情勢等についてであります。 今月17日に内閣府が発表いたしました10月から12月期の国内総
生産GDPの速報では、前年同期と比べ、年率で6.3%減と5
四半期ぶりのマイナスとなりました。国は、先行きについて緩やかな回復が続くことが期待されるものの、
新型コロナウイルスの感染症による
内外経済への影響や
中国経済の減速による
世界経済全体の減速の影響等に十分注意する必要があり、緊急度に応じて必要な施策を臨機応変に講じていくといたしております。 また、北陸の景気につきましては、2月の
日銀金沢支店の発表では、引き続き拡大基調にあるが、その速度は一段と緩やかになっているとして、景気判断を据え置いたところであります。 なお、国におきましては、先月30日、新たな
経済対策を実行するための令和元
年度補正予算を成立させ、現在、令和2年度予算の審議が行われております。本市といたしましても、国の
補正予算の成立を受け、今会議におきまして、
補正予算案として提案させていただいているところであります。 次に、本市の新年度当初予算案についてであります。 初めに、歳入でありますが、
個人市民税及び
固定資産税につきましては、人口増や家屋の新増築の件数の伸びなどにより、増額を見込んでおります。一方で、税制改正や
海外経済の減速等から、
法人市民税は減少するものと見込んでおり、市税全体といたしましては、対前年度比2.0%減の186億7,100万円余といたしております。
地方交付税につきましては、合併の特例期間が終了し、一本算定に移行されることになりますが、増加要因もあり、結果として対前年度比4.2%増の88億1,700万円を見込むものであります。その他の財源では、
合併振興基金4億3,700万円余を活用するほか、
財政調整基金から5億9,800万円余を、また、減債基金から9,700万円余をそれぞれ繰入れをすることといたしました。 対する歳出についてでありますが、市民の皆様が住んでよかったと実感できる
まちづくりを実現するため、御要望の多い
保育ニーズに対応した
保育施設等の整備や児童数の増加に伴う小学校の増改築など、子育て・
教育環境の充実を図るとともに、
防災行政無線戸別受信機の整備や
防犯カメラの設置など、市民の安全・安心につながる事業を、さらには「
健康都市 白山」に関連する施策の推進に重点配分をするほか、
市民協働の
まちづくりを進めるための取組や
白山総合車両所等を活用した観光・
産業振興、
在来線新駅の整備などを着実に前進させるための
予算編成に努めたところであります。その結果、歳出総額は501億200万円となったところであります。 また、この新
年度予算案には、全28公民館で開催いたしました
まちづくり会議におきまして、お聞きいたしました市民の皆様の声を予算の中に反映いたしました。重複するものも含め400件を超える御意見、御提案をいただき、十分精査した結果、地域の個性や特性を生かす
市民協働で創る
まちづくりの推進や防災訓練、また保育所、
学童クラブの整備、
健康づくりに関する事業など、127件、総額約55億7,000万円余を予算計上させていただいたところであります。 なお、新年度の
まちづくり会議につきましても、多くの市民の皆様と語り合い、
地域課題を共有し、市民の皆様の生の声をできる限り市政に生かしてまいりたいと考えており、「100歳になっても元気で暮らせる
まちづくりの実現に向けて」をテーマに、全28地区において順次開催をしてまいりたいと考えております。 次に、
白山総合車両所等を活用した観光・
産業振興についてであります。 今月7日、自由民主党の
新幹線車両所の活用による観光・
産業振興プロジェクトチームの会議が開催され、私も、石地議長とともに出席をしてまいりました。 自民党の
世耕弘成参議院幹事長が座長に就かれ、新たな体制となりました会議では、
白山総合車両所に近接した場所に整備される
ビジターセンターにつきましては、
JR西日本が車両所の
小松方面側の一角に常時見学できるエリアを設置する計画を進めていることから、見学者が車両所と
ビジターセンターを移動しやすいよう、
車両所南門付近に設置することが決定されたところであります。
ビジターセンターの概要でありますが、3階建ての複合施設とし、1階には、新幹線の技術等を紹介するスペースと本市、能美市、野々市市、川北町の3市1町の
観光情報や物販のコーナーを設け、2階及び3階は、一部吹き抜けの親子が屋内遊具で遊べるエリアとし、3階は、
展望スペースと車両所への連絡通路を設置するものであります。新年度から測量に着手するとともに、建築物の
実施設計と展示物の基本設計にも着手をすることといたしており、令和5年度内の完成を目指し、しっかりと整備を進めてまいりたいと考えております。 また、
新幹線車両所等の活用による観光誘客につきましては、3市1町が連携し、誘客に向けた
観光プランの策定を進めており、観光地の魅力をつなぎ合わせることにより、
観光客受入れ体制の向上を図ってまいりたいと考えております。 なお、(仮称)西松任駅につきましては、
新幹線敦賀開業に伴う
並行在来線分離時点の令和5年春の開業を目指し、現在、
JR西日本及び石川県と年度内の覚書の締結に向けて協議を行っているところであり、この協議が調えば、新年度より、行政、
運行事業者、利用者によって組織をされている白山市
地域公共交通協議会を
事業主体に、(仮称)西松任駅の
実施設計に着手する予定といたしております。 次に、国連が定める持続可能な
開発目標SDGsの推進についてであります。
SDGsは、経済、社会、環境の3つを大きな柱として、17の持続可能な
開発目標を掲げており、認知度は徐々に上がってきておりますが、まだ広くは理解が進んでいない状況にあります。
SDGsは、決して分かりにくいものでも難しいものでもなく、私たち一人一人ができることを行うことが
SDGsの達成につながると思っております。 身近な生活の中で例えますと、家庭におけるごみの分別や資源ごみのリサイクルなどであり、私たちがごみの減量に取り組むことが、
温室効果ガスの削減による
地球温暖化の防止策として、
SDGsの達成に貢献をするものであります。また、本市の
廃棄物処理施設の延命化やごみ収集の無料化の継続にもつながります。こうした身近な取組が
SDGsの第一歩であり、そのことにより、
市民サービスの維持・向上につながっていくものと考えております。 本市は、2018年6月、内閣府により、持続可能な
まちづくりを牽引する自治体として
SDGs未来都市に選定をされました。現在は、本市の
地域資源を保全・活用しながら、
循環型社会の確立を目指す白山市
SDGs未来都市の実現に向け、金沢工業大学や
東京大学地域未来社会連携研究機構、
株式会社NTTドコモ北陸支社など、
産学官連携の下、山間部を拠点に魅力ある
教育エリアの構築や
関係人口の創出に向けた取組を進めているところであります。 これからも、
SDGsは難しいことではないことをお知らせし、様々な団体と連携の輪を広げ、市民の皆様が身近なことから始められるよう、普及啓発に努めてまいりたいと考えております。 また、子供たちが
SDGsを分かりやすく学べる、考える、その
きっかけづくりとなるよう、小学校における学習の場を通しても
SDGsの推進を図ってまいります。 次に、
白山手取川ジオパーク、
白山ユネスコエコパークについてであります。 4年に一度実施される
日本ジオパークの再認定審査につきましては、取組が順調に進展していることが評価され、昨年末に
日本ジオパーク委員会において、再認定が決定いたしました。関係の皆様方の御協力と御努力に改めて感謝を申し上げます。 これからも、国際的に評価をされ得る
SDGs、
白山ユネスコエコパーク、そして
ジオパーク、これら3つの持続可能な
社会づくりを目指す取組を本市の強みとして、一体的に進めてまいる所存であります。 なお、令和3年度の
日本ジオパーク全国大会につきましては、中部地区において開催されることとなっており、先般、白山市で開催したい旨を
日本ジオパークネットワークに伝えたところであります。全国各地から
ジオパーク関係者が集う大変大きな大会の開催が決定となれば、
経済効果はもとより、
白山手取川ジオパークの魅力を全国に発信できる絶好の機会となりますので、しっかりと準備してまいりたいと考えております。 次に、東京2020
オリンピック・
パラリンピック競技大会についてであります。 本年夏には、いよいよ平和の
祭典東京オリンピック・
パラリンピック競技大会が開催をいたします。
東京オリンピックの
聖火リレーについてでありますが、6月1日と2日の両日にかけて、石川県内19の全ての市町を回ります。本市では、1日の午後1時10分に聖火が
白山市役所をスタートし、
松任文化会館ピーノまでの区間で行われる予定であります。当日は、多くの市民の皆様に御覧いただき、市を挙げて盛り上げてまいりたいと考えております。 また、本市では、
スポーツ振興を目的に、
代表チームの
事前合宿の誘致を進めているところであり、昨年の7月には世界
水泳選手権大会に出場するフランス・オープンウォータースイミングチームが、また、11月には
世界トランポリン選手権大会に出場する
ポルトガルトランポリンチームが本市で
事前合宿を行いました。
オリンピックの出場を決めている
フランスチームは、本市で
オリンピックの
事前合宿を行うことが予定されております。また、
ポルトガルチームにおきましても、今後開催される大会で出場権を勝ち取り、ぜひ本市で
事前合宿を行っていただきたいと願っているところであります。 なお、
東京オリンピックには、
本市関係者では、既に、
木島萌香選手が
アーティスティックスイミング競技の
日本代表に内定をいたしております。代表入りが有力視される地元出身の選手がほかにもおられますので、木島選手に続き、一人でも多くの選手の皆さんの出場と御活躍を願っているところであります。 次に、市民と共に創る
まちづくりについてであります。 現在、
市民協働で創る
まちづくり指針策定委員会におきまして、
市民協働で創る
まちづくりの基本的な考え方と今後の方向性を占める
在り方方針の策定を進めております。また、先月には、
モデル地区での取組に係る説明会を松任会場で2回、美川、鶴来、
白山ろく会場では、それぞれ1回ずつ行ってきたところであります。 新年度は、5地区を目途に実施を予定しております
モデル地区での取組を通して、現状把握や課題の整理、さらには試行的な運営・活動の検証を行い、
指針策定委員会での協議をはじめ、
まちづくり塾や各種団体など、市民の皆様との対話を重ね、
市民協働で創る
まちづくりの取組をしっかりと進めてまいりたいと考えております。 次に、新年度の組織機構についてでありますが、
市民協働で創る
まちづくりにおきまして、
モデル地区での
事業展開を始めることから、企画課内の
協働推進室を課に昇格させ、
協働推進課といたします。 また、これまでの
地方創生の取組に加え、一昨年6月に選定されました
SDGs未来都市のさらなる推進を図るため、企画課内に
SDGs・
地方創生推進室を新設し、全庁体制で取り組んでまいりたいと考えております。 併せて、目覚ましい情報化の流れに対応するとともに、ICTを活用した事業への取組や本市独自の魅力につながる
事業立案を図るため、
情報統計課内に
ICT活用推進室を新設することといたします。 次に、市議会におかれましては、今会議より、会派として政策的な質問を行う
代表質問制が導入されることとなっております。さらなる議論の活性化が図られるものであり、より一層市民に開かれた市議会となるものと確信をいたしております。 それでは、令和2年度当初予算案の主な施策につきまして、第2次白山市
総合計画の基本理念「健康」「笑顔」「元気」の視点から、順次御説明をいたします。 第1に、誰もが健康でいきいきと暮らし続けられる
まちづくりについてであります。 初めに、子育てがしやすい
環境づくりについてであります。 特に就学前児童数が増加をしている
松任地域及び
鶴来地域におきましては、新年度より、
乳児保育所で新たに2歳児の受入れを行うとともに、福祉ふれあいセンター内に
乳児保育所の分室を設置するほか、
双葉保育園分園では、2階部分の保育室の改修を終え、
供用開始をすることといたしております。加えて、現在、
改築工事を行っている
わかば保育園におきましても、4月に
供用開始がなされるものであり、児童の
受入れ体制をしっかりと確保いたしたところであります。 なお、今後も
入所児童の増加が見込まれることから、新年度におきましては、
乳児保育所及び
千代野保育所の増築・
改修工事を進めるとともに、
法人保育園におきましては、
悠愛保育園や林中
こども園、みかわ
こども園、あいわ
こども園が増築・
改修工事を進めることから、市としても支援を行い、児童の
受入れ体制の拡充と
保育環境の充実に努めてまいります。 次に、
放課後児童クラブについてであります。 今年度整備を進めておりました
東明小学校区の
マーブル東明及び
広陽小学校区の第3あおぞらクラブが、現在、4月の開所に向けて準備を行っているところであります。新年度は、
北陽小学校区の
北陽ペンギンクラブの
改築工事に着手するとともに、
悠愛学童クラブが行う
増築事業に対し支援を行うことといたしており、引き続き、
入所希望者が増加する小学校区におきまして、順次対応を図ってまいります。 次に、
健康づくりのさらなる推進についてであります。 昨年宣言をいたしました「
健康都市 白山」の下、100歳になっても元気に暮らせる「
ふるさと白山市」を目指し、さらなる
健康づくりの取組を推進してまいります。 新年度におきましては、健康で元気に暮らせる
都市モデルの構築を目指す
健康フォーラムを開催いたします。これは、白山市は市内はもとより、石川県全体に広く
健康づくりを普及啓発することを目的としており、
スマートウエルネスシティ首長研究会の協力を得て実施をするものであります。市民の皆様を初め、県内各自治体の関係者の皆様に広く呼びかけてまいりたいと考えております。 次に、新たな取組といたしまして、市民の皆様から勧めの
ウオーキングコースを募集したいと思っております。そのコースを実際に歩きながら、景観や歩きやすさ、安全性などをポイント化し、「あなたが選ぶコース・オブ・ザ・イヤー」として、誰もが楽しみながら歩くことができるコースを選定することとしており、地域の魅力の再発見や健康に対する意識の向上にもつなげてまいりたいと考えております。 さらに、
健康経営に取り組む事業所を対象に
健康づくり宣言事業所として認定し、その取組を表彰する白山市
健康づくり宣言事業所応援制度を創設することといたしました。従業員の心と体の
健康管理を行うことは、企業にとりましても生産性が向上いたしますので、そうした取組を行う事業所を応援してまいる制度に、多くの事業所の参加をお願いしたいと考えております。 次に、
予防接種の充実についてであります。 市では、
各種予防接種の実施により、感染症の予防及び重症化の防止に努めているところであります。そうした中、ロタウイルスにつきましては、乳児の
重症急性胃腸炎を引き起こし、入院のリスクも高いウイルスでありながら、
ワクチン接種は、これまで保護者の判断で実施されてきたところであります。今回、このロタウイルスワクチンが、
予防接種法の改正により、本年10月から、定期
予防接種として無料で実施されることとなります。このたびの法改正では、対象者を令和2年8月以降生まれの乳児といたしておりますが、本市では、同学年となります令和2年4月2日以降に生まれた乳児につきましても、無料でロタウイルスワクチンの接種ができるよう、助成の拡充を行うことといたしたものであります。 次に、お互いに支え合い安心して暮らせる地域づくりについてであります。 子供から高齢者まで幅広い世代の皆様が利用され、世代間交流を図りながら、健康増進やリフレッシュをしていただくため整備をいたします(仮称)蓬莱荘につきましては、令和3年3月の開設を目指し、建設工事に着手をすることといたしております。また、発電機を利用した補助電源や断水に使えるマンホールトイレなどを設置するなど、避難所機能を有する防災拠点として強化を図ってまいります。 また、市が運営する地域包括支援センター松任中央を、本年10月より、市内の社会福祉法人に委託することとし、市民の皆様が身近なところで安心して相談できる総合相談窓口の充実を図り、引き続きそれぞれの地域特性などに配慮した、きめ細やかな対応ができる体制づくりに努めてまいります。 第2に、地域ぐるみで豊かな心と体を育み健康で活躍できる
まちづくりについてであります。 初めに、きめ細やかな教育の充実についてであります。 特別支援学級や通級による指導の対象者が増加していること、また、通常の学級に在籍する児童・生徒についても、支援を必要とする児童・生徒が増加していることから、学校における日常生活上の介助や学習活動上のサポート等を行う特別支援教育支援員を現在の52名から61名に増員し、個々に応じた支援体制の充実を図ってまいります。 また、新学習指導要領の全面実施に伴い、新年度から、小学校三年、四年生では、英語に親しむ活動が導入され、五、六年生では英語が正式教科となることから、外国語指導助手を2名増員し、語学力の向上及び国際理解教育を推進してまいります。 また、多様化、複雑化する児童・生徒、保護者等が抱える問題を解決するため、児童相談所等の外部機関と連携をしながら、保護者への支援及び学校への働きかけを行うことができるスクールソーシャルワーカーを教育センターに1名増員し、相談支援体制の強化を図ってまいります。 次に、学校施設の整備についてであります。
東明小学校区におきましては、土地区画整理事業や周辺の宅地造成等により、今後もさらに児童数の増加が見込まれることから、新年度、新たに用地を求め、
東明小学校の増築、大規模改修に向け、
実施設計を行うことといたしております。また、安全で快適な学校施設の環境整備を図るため、計画的に進めております小・中学校の大規模改修につきましては、引き続き旭丘小学校で工事を進めるほか、鶴来中学校及び鳥越中学校においても工事にかかることといたしております。 次に、子供の見守り環境整備についてであります。 子供たちの安全確保のため、万一の事態に、ボタンを押すと直接警察に通報できる非常通報装置を公立保育所並びに全小・中学校に設置することといたします。なお、私立の保育園や認定
こども園に対しても、設置費用を助成することとし、安全性の向上を図ってまいります。 さらに、防犯対策として、全小・中学校に
防犯カメラを設置し、敷地内の不法侵入や犯罪などへの抑制効果の向上と児童・生徒の安全・安心な環境整備に努めてまいります。 次に、公民館の整備についてであります。 老朽化により改築を進めておりました湊公民館は、新たな地域の拠点となる防災コミュニティセンターとして、来月の末に竣工予定であり、多くの方々に活用していただきたいと思っております。 また、昭和54年に建設をされました笠間公民館及び宮保公民館につきましては、改築に向け、
実施設計に着手するとともに、千代野公民館のエレベーター設置及び空調設備改修等の工事を進めてまいります。 第3に、人と地域の交流で笑顔が生まれる市民主体の
まちづくりについてであります。 初めに、家庭ごみ減量化の推進についてであります。 家庭ごみのさらなる減量化を推進するため、新年度は、食品ロスの削減に取り組むことといたしております。 まだ食べられるのに廃棄されている食品ロスにつきましては、日本では、年間600万トン以上あり、そのうち約半数が家庭から発生していると推計されております。
SDGsの目標にも、世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させることが盛り込まれており、国におきましても、家庭からの食品ロスを2030年度までに2000年度比で半減する目標を設定いたしているところであります。 本市の食品ロスの取組といたしましては、買い過ぎて使われなかった食品や、冷蔵庫に保管したまま消費期限が過ぎてしまい、捨てられてしまう食品などのロスを削減することを目的に、まずは、冷蔵庫の中を定期的にチェックしてもらうモニター調査を、市の廃棄物対策推進員などを対象に実施してまいります。各家庭で日々発生する食品ロスの原因やその量などを把握し、モニター調査の結果を基に、一人一人が食品ロス削減の必要性の理解を深め、取り組む
きっかけづくりになりますよう、広く周知を図ってまいりたいと考えております。 次に、合葬墓の整備についてであります。 近年の少子化や核家族化の進展により、社会情勢の変化やお墓に対する考え方が多様化する中、本市におきましても、お墓の継承者がいない方や墓じまいを行いたいという方からの相談が増えております。そうした要望に応えるため、合同で埋葬する合葬墓の整備について、これまで県内外の先進地の視察を初め、必要な調査を実施してきたところであります。この調査結果等を基に、合葬墓につきましては、市営竹松墓地公苑内を候補地として整備を進めることとし、令和3年4月の開設に向けて、
実施設計に着手をしてまいりたいと考えております。 また、斎場の再整備に向けた基金の積立てについてであります。 松任斎場及び白山郷斎場につきましては、ともに築後30年以上が経過しており、老朽化が進行している状況にあり、大規模修繕による長寿命化を図る方法、統合を含めた新斎場を建設する方法など、現在、課題の整備を行い、検討を進めているところであります。いずれにいたしましても、斎場の整備には、多額の費用を必要とすることから、財政の平準化を図るため、新年度より斎場整備基金の積立てを行うものであります。 第4に、市民の暮らしを支える快適で笑顔あふれる安全な
まちづくりについてであります。 初めに、JR松任駅周辺における交番の設置についてであります。 先般、JR松任駅周辺の治安強化を図るため、(仮称)松任交番が新設されることが決まりました。JR松任駅周辺の交番設置につきましては、平成18年の松任地区での要望署名活動を皮切りに、市民の皆様方から長きにわたり熱望されてきたものであります。本市もそうした要望を踏まえ、白山警察署を初め関係者に、設置に向けた要望を行ってきたところであります。 このたびの交番設置は、JR松任駅周辺が、北陸新幹線金沢開業や土地区画整理事業、商業施設の開発等とともに進む交流人口の拡大や市街地の都市化による治安に対する懸念を払拭し、安全で安心して暮らすことができる地域社会に大きく寄与するものであります。このたびの決定に当たり、石川県並びに石川県警をはじめ警察関係各位の御理解と御配慮に衷心より感謝を申し上げる次第であります。今後とも、関係する皆様とともに、安全・安心な
まちづくりを推進してまいりたいと考えております。 次に、地域防災力の強化についてであります。 今年度より整備を進めております
松任地域及び
鶴来地域への
防災行政無線戸別受信機の配備につきましては、昨年10月から、町内会や地区ごとに説明会を開催しております。先月より、説明会を終えた町内会から、戸別受信機の配布を開始したところであり、令和2年度末までには配布を完了したいと考えております。 また、新年度には、最新の洪水ハザードマップを作成し、全戸へ配布することとしております。市内の浸水想定区域図を基に、避難場所の見直しを併せて行い、市民の皆様が迅速に避難場所へ避難できるよう、周知を図ってまいります。 次に、犯罪の抑止につながる
防犯カメラの設置についてであります。 引き続き白山警察署や関係団体等と調整を図り、通学路や交差点をはじめとする危険箇所並びに中心市街地での
防犯カメラの設置を進めてまいります。 また、新年度におきましても、町内会や個人等が、地域の防犯活動や犯罪抑止等を目的として
防犯カメラを設置する場合に、費用の一部を補助する制度を新設することといたしており、地域と一体となった安全で安心な
まちづくりを推進してまいります。 次に、土地区画整理事業についてであります。 松任北安田南部地区及び横江町土地区画整理事業につきましては、平成27年度の組合設立以来、順調に事業が進捗いたしており、北安田南部では、今月2日に新たな町内会、北安田南区が発足され、また、本年秋には、第三期宅地分譲が予定をされております。横江町では、コメリパワー白山店が本年の夏のオープンに向け、建築工事が進められており、イオンモールにおきましては、令和3年夏に向け、来月には建築に着手をする予定と伺っております。 また、昨年7月に組合を設立いたしました松任駅北相木第二地区土地区画整理事業につきましても、本年より都市計画道路等の工事に着手する予定であり、引き続き定住促進の受け皿となる快適な居住環境の創出と良好な
まちづくりの推進に努めてまいります。 第5に、賑わいと活力がみなぎる元気な
まちづくりについてであります。 新工業団地の整備についてでありますが、立地企業の規模拡大と企業進出の受け皿となる新たな工業団地の整備につきましては、旭工業団地北部地区におきまして、地元町内会等の御理解と御協力をいただき、環境調査や基本設計業務等を進めているところであります。 今後、測量調査並びに
実施設計業務に着手をするとともに、埋蔵文化財発掘調査を行うほか、海側幹線からのアクセス道路につきましても、測量調査並びに
実施設計を進めることとしており、令和3年度中の分譲開始を目指し、しっかりと整備の進捗を図ってまいります。 第6に、自然・歴史・文化と人が交わり元気に輝く
まちづくりについてであります。 初めに、「いいとこ白山」の魅力発信についてであります。 白山の魅力を全国に発信するため、
地方創生交付金を活用し、先月の25日、26日、東京駅直結のKITTEにおきまして、観光フェア「いいとこ白山 自然と文化と発酵街道」を初めて開催いたしたところであります。開催中は8,700人もの多くの方々に御来場いただき、白山菊酒やふぐの子をはじめとする発酵食品等の販売のほか、牛首紬などの伝統工芸、
白山手取川ジオパークの自然、移住定住支援の取組など、全国住みよさランキング2019で全国第1位となりました本市の魅力を丸ごと楽しんでもらえたものと感じております。 新年度におきましても、PR効果の高い東京駅周辺におきまして、こうした観光フェアを開催することといたしており、北陸新幹線金沢開業5周年と敦賀開業の機運が高まる中、本市の認知度向上と観光・交流人口のさらなる拡大に向け、積極的なプロモーション活動を展開してまいりたいと考えております。 次に、松任ふるさと館のリニューアルオープンについてであります。 この3月末をもって、松任ふるさと館の
改修工事が完了し、本市の迎賓館的役割も整えた施設と生まれ変わります。このたびの改修では、建物の耐震補強とともに、バリアフリー化を進め、ふすまを取り外せば7つの和室が全面畳敷きの一つの広い空間として利用できるものとなっております。 4月19日には、リニューアルオープンを記念し、石川吟詠会の皆様によります郷土の先達に関する吟詠と、国指定重要無形民俗文化財の尾口のでくまわしの上演を予定いたしております。市民の皆様には、ぜひリニューアルをいたしました松任ふるさと館を御覧いただきますとともに、本市の
伝統文化を体験していただければと思っております。 次に、親善友好都市との交流についてであります。 オーストラリア・ペンリス市とは、昨年、親善友好都市提携30周年の節目に、ペンリス市長を団長とする友好訪問団をお迎えし、記念事業を開催するなど、友好の進展を図ったところであります。その答礼として、ペンリス市長より招聘されておりますので、本年11月に公式訪問団を派遣し、より一層の友好を深めることといたしております。 また、昨年、姉妹都市提携の再調印で訪れたアメリカ・コロンビア市からは、高校生訪問団が本年6月に来市され、国際高等専門学校白山麓キャンパスでの授業体験を中心としたサマープログラムを実施することとなっており、さらなる友好の絆が深まるものと期待しております。 第7に、市民の信頼に応える
まちづくりについてであります。 証明書等のコンビニエンスストア交付サービスについてでありますが、全国のコンビニエンスストアでマイナンバーカードを使用して、本市の住民票や税務証明書等の交付を受けることができるサービスを、令和3年1月より開始できるよう準備を進めてまいります。国におきましても、マイナンバーカードによる証明書等の交付サービスの導入を積極的に推進しているところであり、朝6時30分から午後11時まで、お近くのコンビニエンスストアの専用端末機で証明書等が取得できるようになります。 また、本庁並びに支所、
市民サービスセンターには、コンビニエンスストアと同様の証明書自動発行機を設置することとしており、来庁された方が御自身でも、マイナンバーカードを使用して証明書等が取得できるようになります。窓口での手続の簡素化や混雑緩和が期待できるものと考えております。マイナンバーカードは、利用範囲も増えてきておりますので、多くの市民の皆様にカードを取得していただきますようお願いをいたします。 以上が、令和2年度当初予算における概要であり、一般会計の当初予算額といたしましては、501億200万円を計上し、その財源として、市税186億7,100万円、
地方交付税88億1,700万円、国・県支出金92億8,900万円、繰入金12億3,300万円、市債65億700万円などを充て、収支の均衡を図ったところであります。 また、国民健康保険特別会計でありますが、現行の保険税率が石川県が算定する標準保険税率よりも低くなっておりますので、被保険者の急激な負担増とならない範囲で、新年度より、段階的に県の標準保険税率に合わせていくことといたしております。 また、簡易水道事業特別会計につきましては、経営管理の向上のため、地方公営企業法を適用し、水道事業会計へ移行するものであります。 以上のことから、一般会計に、7つの特別会計並びに3つの事業会計を合わせて、総額859億4,800万円余の当初
予算編成を行ったものであります。 次に、議案第13号から第18号までの令和元
年度補正予算案についてであります。 一般会計につきましては、
補正予算額22億8,800万円余となるものであります。その主なものといたしましては、国の
補正予算の内示に伴い、県営土地改良事業負担金、県営ほ場整備事業負担金、街路整備事業及び小・中学校の大規模改修事業などにおいて、所要の経費を計上するほか、障害者自立支援給付事業については、介護・訓練給付費等に不足が生じるため、追加補正するものであります。また、工場等誘致対策助成金につきましては、本社機能の移転等を行った2社に対し、助成金を交付するための補正をするものであります。 次に、国民健康保険特別会計では、療養給付費の不足分を追加補正するほか、後期高齢者医療特別会計では、広域連合納付金の追加を行うものであり、介護保険特別会計では、介護予防・日常生活支援費の不足分を追加補正し、また、湊財産区特別会計では、土地売払収入を基金に積み立てるものであります。なお、繰越明許費につきましては、国の
補正予算に伴うものを含め、市道改良事業など27の事業を次年度に繰り越すことといたしております。 次に、議案第19号から第37号までの条例案の主なものについて御説明をいたします。 白山市防災コミュニティセンター条例につきましては、湊公民館が、防災とコミュニティーの両機能を有することから、新たに条例を制定するものであり、白山市斎場整備基金条例につきましては、松任斎場及び白山郷斎場の老朽化が進行している状況にあることから、将来の斎場整備に備え、基金を積み立てるため、新たに条例を制定するものであります。また、白山市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例につきましては、松任駅北口第三自転車駐車場の新設等に伴い、関係規定を改正するものであり、白山市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例につきましては、教育委員会委員等の報酬金額を県内他市の状況を勘案し、見直しを行うものであります。また、白山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましては、先ほど申し上げましたとおり、保険税率の改正を行うものであります。 次に、議案第38号から第41号までの事件処分案について、御説明を申し上げます。 市道路線の認定、変更及び廃止につきましては、道路法の規定に基づき、開発行為に伴う路線及び道路整備等に伴う路線など21路線について、また白山市辺地に係る総合整備計画の策定につきましては、事業を追加または変更することに伴い、計画の一部を変更するため、それぞれ議会の議決を求めるものであります。 以上をもちまして、2月会議に提出をいたしました議案の説明を終わりますが、何とぞ慎重に御審議の上、適切なる御決議を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(石地宜一君)
提案理由の説明は終わりました。
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△日程第5
特別委員会報告
○議長(石地宜一君) 日程第5
特別委員会報告を行います。 議会の
在り方検討特別委員会委員長、永井徹史君。 〔議会の
在り方検討特別委員会委員長(永井徹史君)登壇〕
◆議会の
在り方検討特別委員会委員長(永井徹史君) 議会の在り方検討
特別委員会における付託事項の審査経過及び結果について御報告を申し上げます。 本委員会では、1つに、議会の在り方の改善・活性化への取組、2つに、議会の政策・提言力の向上について、幅広い観点から検討、検証を行い、協議を進めてまいりました。 本委員会は、2018年6月22日に設置以降、2018年度には17回、2019年度には11回、2年間で計28回の会議を開催してまいりました。 また、活動状況を報告、協議するため、5回にわたり議員協議会で議員間での情報の共有化と共通認識の醸成に努めてきました。 それでは、1つ目の議会の在り方の改善・活性化へ向けた検討体制の整備状況、市民の声を聞く活動の状況や、各委員会との連携の状況及び改善、活性化した事項について報告をいたします。 これまでの議会改革の検証を行うため、2018年9月には、当時の正副議長が全議員とのヒアリング調査で聞き取った98項目の課題の中から、改善を要する事項25項目を取りまとめ、改善策の検討を行うための体制を整備いたしました。 これに加え、2019年1月には、議会が実施した市民アンケート調査で寄せられた意見、要望等454項目を検討する体制の整備も行い、それらの課題の中から、議会の改善、活性化に関する285項目については本委員会で対応することとし、検討を開始しました。 次に、市民の声を聞く活動について報告いたします。 2018年10月から市民3,386人を対象に、先述の市民アンケート調査を実施いたしました。回収率は32.8%、1,111人から回答をいただきました。また、直接市民の御意見をお聞きするため、2018年11月に町会連合会理事会で各町会の協力を要請した後、2018年12月から2019年12月にかけ、市内全地区で28回の市民との意見交換会を開催し、1回当たりの参加者は10人から15人、対象者は女性や若い方として411人の市民の皆様に参加をいただきました。改めて御協力に感謝を申し上げます。 市民との意見交換会には、本委員会の委員7名が出席し、議会の仕組みや議員活動の現状、意見交換会の開催に至った経緯等を説明した後、女性や若い方が議員になりやすい
環境づくり、市民の声を聞く議会報告会や意見交換会の充実のテーマを提示し、開催回数を重ねた後には、女性や若い方に興味を持っていただくために、市民が求める議会・議員像等の追加テーマについても、おおむね出席をいただきました全市民から意見をお聞きし、質問を受け、要望にも応じてきました。 次に、本委員会で協議した結果、他の委員会を連携をしながら対応を依頼した事項について報告いたします。 こども議会、見学会等の開催の検討を行うこととし、議会運営委員会に対応を依頼しています。 市議会の広報媒体や議会だよりの充実策、議会報告会や意見交換会の充実策については、広報広聴委員会に検討を依頼しています。 市民の皆様から議会に対して、様々な厳しい御意見もいただきましたが、市の職員の応対、接遇向上を望む声も寄せられていたことから、執行部に対しても改善を申し入れています。 これらの活動から、できることから順次改善を図っていくこととし、活性化を行った事項について報告いたします。 2019年3月には、委員長協議会の充実を図りました。名称をこれまでの委員長連絡会議から改め、内容の充実を図るため、これまでの各委員会の懸案事項や共通事項の解決への取組に加え、執行部との協議や政策提言につながる協議を行う場と改め、開催頻度もこれまでの年2回の連絡会議を随時開催する協議会へと機能の強化を図りました。 議会運営委員会では、一般質問の一括方式を廃止し、一問一答方式への統一を行い、本年2月からは議会の機能強化のための
代表質問制を導入しました。 広報広聴委員会では、広報媒体の充実のために、市フェイスブックでの議会活動の発信を開始し、議会ホームページの各種会議開催予定の掲載方法を改善いたしました。議会だよりの充実のために、各議員の一般質問をジャンル別に掲載するよう改善し、一般質問の動画配信用QRコードの掲載を始めました。 また、議会報告会、意見交換会の充実のために、2019年1月には委員長協議会で意見交換会の充実についての申合せ事項を策定し、これに基づき、現在の3常任委員会での各種団体との意見交換会は継続しながら、女性や若い人を対象とした3常任委員会をまたがるテーマやフリーテーマでの新たな意見交換会の開催を検討していくこととしました。 そのほか、2019年11月には、タブレット型端末機の操作向上のための勉強会を開催し、執行部には、予算、決算の分かりやすい資料提供を求め続けています。 次に、議会の政策・提言力の向上に向けた検討体制の整備状況、改善、活性化した事項や、執行部へ提言してまいりました主な事項について報告いたします。 2019年1月には、市民アンケート調査で寄せられた要望や政策提言に関する意見について、委員長協議会で検討を行う体制を整備し、同協議会を11回開催してきました。2019年2月には取扱い手順を定め、同月、市民アンケート調査で寄せられた政策・提言に関する意見169項目への対応を執行部に依頼し、意見取りまとめ書を山田市長にお渡ししました。 この活動に伴い、2019年1月には委員長協議会で、議員間自由討論を各委員会で実施するための申合せ事項を策定し、3常任委員会では、委員会の傍聴の活性化のために開催予定等を議会だよりへ掲載することとし、傍聴者数による開催会場の変更を可能とするよう定めました。 また、3常任委員会は、原則毎月開催することについて、議会運営委員会で検討を進めております。 次に、市民アンケート調査や市民との意見交換会で市民からお聞きした政策提言について、執行部からの現状説明、議員間自由討論等を経て対応を進めてきた事項について報告いたします。 総務企画常任委員会では、おくやみ手続ワンストップ窓口の早期設置や各種相談窓口の利便性向上のための情報機器の活用・ワンストップ化を提言、市民から改善要望のあった松任駅北口の信号機、美川駅エレベーター等の現地視察を行い現状把握と早期対応を提言、公共交通の充実への現状把握と議員間討論を実施、白山ろく地域の過疎化対策の取組強化を提言し、今後、委員会で地域住民との意見交換会の開催を予定しております。また、ごみ収集回数、有料化の現状把握と改善を提言、合葬墓整備の現状把握と促進を提言する等の対応を行いました。
文教福祉常任委員会では、高齢者入浴券の配布対象浴場の周知策の強化を提言、置き勉基準の現状把握と周知徹底を提言する等の対応を行いました。 産業建設常任委員会では、道の駅めぐみ白山の活性化策の提言、土木事業や道路補修の要望に対する迅速・丁寧な回答と早期対応を提言する等の対応を行いました。 以上、議会の在り方の改善・活性化、議会の政策・提言力の向上について精力的に活動し、開かれた議会、政策・提案できる議会、議会改革の止まらない仕組みづくり等、議会の改善・改革に努めてきました。 議会の在り方の検討、検証は、今後も議員の任期ごとに実施していくこととし、市民の議会、議員に対する興味と理解を深めながら議会の在り方を高めていくよう、さらに議員各自が不断の努力を続けていくものであります。執行部におかれても、議会、議員活動に対する御理解と御協力をお願い申し上げ、議会の在り方検討
特別委員会の委員長報告を終わります。
○議長(石地宜一君) 議会の
在り方検討特別委員会委員長の報告は終わりました。
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